【安価】安価ファンタジー冒険者で地の文多めのマジメなやつ
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◆a0UdM47R7d2e
[saga]
2019/09/06(金) 00:38:04.09 ID:GlNQR5IG0
「うん、それなんだけれど、やっぱり実地で見るのが一番だ。
南の廃村近くで小鬼を見たという話があってね。
新しい話だからそう数が居る事も無いと思うし、多少想定外があっても君なら相手にもならないだろう?
ミア君を連れて探ってきてくれるかな」
「あー、わかったわかった、いつものな。
……ったく、これだから爺さんは」
しかし、どうやらここに嫌悪感に対する特効薬があったらしい。
オスヴァルトの語る言葉に、ミアは途端に顔を青くした。
性的な嫌悪などあっという間に吹き飛んでいる。
「素人の女子供にやらせることじゃねぇだろ。
いかにもお人よしって面しといて」
「ははは、何を言ってるんだか。
こんなに優しい事もなかろうに」
ミアの様子を横目で見ながらヴォルフが言い、オスヴァルトが笑って流す。
これ見よがしに巨体から吐き出された溜め息も老爺にはまるで効果が無いようだ。
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