【安価】安価ファンタジー冒険者で地の文多めのマジメなやつ
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146: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/09(月) 00:07:52.34 ID:6t8bRQCC0
「っこの馬鹿野郎が!!」


怒声と共にミアの上からゴブリンが消えた。

代わりに現れたのは丸太のような豪脚だ。
革の防具に守られたそれはヴォルフのもの。
勝負がついたと判断した瞬間に接近し、蹴り剥がしたのだろう。

その一撃で脅威は容易く取り払われた。
先のものと違い、今度は飛ばす蹴りではなく殺す蹴りだったのだろう。
肋骨を砕き折られたゴブリンは転がりながら血泡を吐き、勢いが消えた頃には既に命を亡くしていた。


「首と頭を守って動くなと、言っただろうが!!」


青筋と、そして焦燥を浮かべたヴォルフが怒りを吐く。

ミアはそれでようやく、自分が助かったのだと理解した。



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