夕立「ボ、ボコフェス連れてってっぽい!!!!!!!」
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26: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/08/26(月) 21:57:54.62 ID:dDEA33/v0
(,,゚Д゚)「……気は済んだか?だったら五秒以内にその手を放せ」

(´・_・`)「ステイサムかよ。反論があるなら聞いてやる」


言う通りにしてやると、ギコは大袈裟に肩を払いジャケットのシワを直した。いじめか?
激昂してくるもんかと思ったが、ベンチの背もたれに深くのし掛かって二本目のタバコに火を着ける
ヤンキーはキレ易いもんだと思ってたからちょいと拍子抜けしてしまった。『俺キレたら何すっかわかんねぇぞオラァンアハァン?????』って言え


(,,゚Д゚)「もし、ご自慢の妄想が真実だとしても、俺は選択を間違ったとは思わん。情報漏洩によって世界が混乱に陥るのなら、気の良い連中だろうと始末するだろうさ」

(,,゚Д゚)「勿論、最大限の譲歩をした上でな。それとも何か?俺に世界崩壊への引き金になれば良かったってか?そっちの方がよっぽど外道だぜ先輩?」

(´・_・`)「なるほど、世界を揺るがすに値する情報だったのか」


やはりこいつに余裕は残されていない。自分からムルマンスクには何が残されていたのかを提供してくれたのだから
顔には血が上り、一息も吸っていないタバコがへし折れた。お?出るか?ヤンキーのクソな所出るか?


(,,-Д-)「ハァー……」


かと思えば、たっぷりとため息を吐いて低い天井を仰ぐだけだった。ガッカリだよ。ヤンキーやめたら?


(,,-Д-)「じゃあ俺はどうすりゃ良かったんだよ……アンタは俺をどうしたいんだよ……」


ギコにしては珍しく弱音を吐いた。このまま泣いちゃうまで煽ってやっても良かったが、少々やり過ぎた感も否めない


(´・_・`)「外道は言い過ぎた。スマン。俺も少し冷静じゃなかったな」

(,,-Д-)「冷静なアンタなんざ今まで見たことねーよ」


力無く項垂れたギコに、無駄にした分のタバコをくれてやる
箱からフィルター部を摘み上げた指は、心なしか震えているように見えた


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