【モバマスSS】工藤忍「本当に、悔しかったから」
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5: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2019/08/25(日) 02:23:34.65 ID:SiWHWqXY0
忍「……アタシ、さ」
P「うん」
忍「……悔しいよ」
6: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2019/08/25(日) 02:24:22.66 ID:SiWHWqXY0
でも、と。
声は段々とくぐもっていく。
忍「アタシさ。悔しいのもあるよ。でも、そうじゃない。今回は、そうじゃない」
7: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2019/08/25(日) 02:24:59.68 ID:SiWHWqXY0
忍「……名前、呼ばれたくなかった。でも呼ばれたんだよ」
忍「……そっか、って。届かなかったんだって」
忍「……その後の、名前も聞いて、それで」
8: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2019/08/25(日) 02:25:36.25 ID:SiWHWqXY0
だから。
忍がこの誇らしい結果を。
喜びではなく無念の涙で汚している事がわかってしまった。
忍「……Pさん。アタシさ」
9: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2019/08/25(日) 02:29:46.90 ID:SiWHWqXY0
本来なら、口にしてはいけない言葉だ。
少なくとも、そんな事考えるだけでもダメな事だと思う
払ってきた努力も、彼女が勝ち得たすばらしさも、すべて台無しにしてしまうだろう。
止めなきゃいけない。その先を言わせてはいけない。
10: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2019/08/25(日) 02:30:16.40 ID:SiWHWqXY0
でも。救われないのだ。
11: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2019/08/25(日) 02:30:45.33 ID:SiWHWqXY0
P「……歌わせてあげたかった」
忍「……うん」
P「……忍は、魅力的なんだ。それを証明してあげたかった」
12: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2019/08/25(日) 02:31:24.83 ID:SiWHWqXY0
P「なぁ、忍」
忍「……うん」
P「明日から、どうする? レッスンと、3日後には仕事だ」
13: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2019/08/25(日) 02:31:52.96 ID:SiWHWqXY0
忍「……でも、今は頑張れないから」
P「……うん」
忍「……ちょっとだけ、泣かせて……」
14: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2019/08/25(日) 02:32:24.43 ID:SiWHWqXY0
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