123: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/28(水) 08:59:01.37 ID:+70QDg8kO
>>122の続きです。
老人「?」
青年「石階段の方から…?…ってあんた、その子はなんだ?まさか怪我でもさせたんじゃ…」
「そんなわけないだろうが。この子がな、下の方で右往左往してたから何してるのか訊いてみたら、なんと探してる子の同級生なんだと!」
老人「ほう」
「で、怪我してるらしくてな、居場所が分かるかもって言うからここまで連れてきたんだ」
青年「本当か!君、あの子はどこに居るんだい?」
元気娘「……」
元気娘「はい!実は私、眼鏡娘ちゃんと今日お祭りに行く約束をしてたんです。待ち合わせ場所は東側の麓なんですけど…」
元気娘「私と彼女、とっても仲良かったので、もしかしたら私を探してそっちに行っているのかなって」
青年「東側か。あまり人手を割いていなかったな」
青年「…よし、西側の人員を東側にも向かわせるよう伝えてくれ」
「おうよ!」タッタッ
青年「君も、わざわざご苦労様。そんな身体で疲れたろう。ここでおじいさんと居るといい」
元気娘「…いえ、私も行きます」
青年「申し出は有難いが、彼におぶってもらって来たくらいだ、段差登るのも難しいんだろう?」
元気娘「ちょっとふらつくだけで歩けはします!この辺りに隠れてるかもしれませんので、探してみます」
青年「そうかい?なら俺も付いていくよ」
元気娘「いえいえ!本当に近くを見て回るだけですから!私だけで平気ですよ!」
元気娘「見つけたら大声出して知らせられるくらいの距離にいますから!」
青年「……分かった。無理はしないようにね」
元気娘「はい!」
老人「……」
ここから>>101に続きます。
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