天海「アイランドモード?なんすかそれ?」小泉「パート2よ」
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65: ◆6V8mSlZQhU[saga]
2019/08/16(金) 16:56:49.37 ID:cuL6qSiY0

天海「君は……何か俺に隠しごとがありますよね?」

はっきりと、そう言った。

別にはぐらかされるなら、それはそれで良いと思ったし、まともな返答が返ってくるとも思わなかった。

しかし、彼の反応は予想外のものであった。

王馬「へぇ……」

──なんだその反応は?

彼は否定も肯定もすることなく、その場で足を止めた。

瞬間、時間が止まったかのような錯覚を覚えた気さえした。

王馬「……天海ちゃん、この際どうやってそれを知ったかは聞かないよ──」

彼は今まで見たことない顔で、俺を見つめていた。

ぞわりと恐怖に似たようなものを感じた。

王馬「──ただ一つ言えるのは、まだ天海ちゃんにはそれを知るのは早いかもね」

どういうことを意味してるかは分からない。

だが彼がそう言うならば、俺はそれに従わないといけない気がした。

王馬「だからまだオレは言わない……だけど天海ちゃんがもし何かに悩んだ時が来たら、その時はまたオレのところにおいでよ」

天海「……」

黙る俺を尻目に彼はまた動き出した。

王馬「あ、話変わるけど……お腹空いてきたなぁー!夜食とかどうかな、天海ちゃん?」

王馬くんはいつもの様子に戻っており、止まっていた時間も動き出したかに見えた。

安堵感が急速に身体を包む。

天海(何故か分からないですけど……命拾いをした…そんな感情です……)

彼の夜食に付き合い、此度の夜を終えた。



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