71: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/31(土) 00:44:58.63 ID:rnK+v/a40
マミ「...ねえ」
魔女が答えを返す筈もない。
なのに、私はどうしても聞かなければならなかった。
マミ「どうしてあなたは当たりにきたの?」
避けなかった、ならまだわかる。
でも、この魔女は違う。明らかに、私の弾丸に当たりに来たのだ。
魔女「......」
魔女と私の立ち位置をもう一度見比べてみる
私と魔女を直線上に結ぶと、そこにあるのは佐倉さんたちの遺体。
マミ「まさか...」
もし、魔女が私を殺すことを優先したら、本体を捉えられなかった弾丸は彼女たちに当たっていた。
そこから推測すれば、答えは一つ
マミ「彼女たちを...護ったの?」
魔女「......」
魔女の身体が、霧のように大気に溶けていく。
マミ「待って...!」
聞きたいことは山ほどにある。
手を伸ばし、魔女を掴もうとする。
でも、結局それは一足遅くて。
魔女は、グリーフシードを残して消え去ってしまった。
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