4: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:04:31.15 ID:akEPncPz0
声がした。
恐る恐る目を開けてみると、魔女の斧に黄色のリボンが巻きつき、あたしへの攻撃を防いでいた。
「だけど、魔女の方も同じ能力だったのはついていなかったわね」
杏子(魔法少女...?)
リボンを操っているその人は、巨大な拳銃を召還し、あたしに銃口を向けた。
杏子「ちょっ」
「ティロ・フィナーレ!」
その巨大な銃から放たれた砲弾は、あたしの顔の真横を通り過ぎていった。
杏子「な、なにすんだよ!?」
「ごめんなさいね。ちょっと荒っぽいやり方で」
杏子「謝るくらいなら最初から...あれ?」
きがつけば、あたしに纏わりついていたもやは綺麗さっぱり消えていた。
どうやら、彼女の砲撃で消しさられたようだった。
「間に合ってよかったわ。大丈夫?」ニコリ
いつの間にか尻もちをついていたあたしに、その人は微笑みながら手を差し伸べてくれた。
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