88:名無しNIPPER[saga]
2019/08/15(木) 02:17:12.20 ID:OdeUp9um0
燕太郎(よーし……これでかなり戦えるようになったな)
治夫「それから……【剣化】というカードが落ちている場所を知っています。行きましょう」スッ
燕太郎(更に強化イベント!上手くいきまくりだぜ!)
燕太郎(……いやちょっと待て。さすがに上手くいきすぎじゃないか?俺を始末しやすい場所に誘導する罠だったりして……?)
燕太郎「なぁ……治夫、さん。質問なんだけど」
治夫「なんでしょう」
燕太郎「治夫さんは、何で俺をチームに選んだの?俺中学生だし……頭も力も大人の人と比べたらあんまりだと思うんだけど」
治夫「正直に言うと……誰でも良かった。というのが本音ですかね」
燕太郎「えっ」
治夫「チームを組む前に他のチームに当たれば敗北は濃厚……それを避けるためにも、チームは早急に組むべき目標でした……とはいえ、本当に誰でもよかったわけではないですよ。交渉不可であれば、それ相応の対応をするつもりでしたし、そうでなくても無思慮に乗るようでしたら、こちらから断るつもりでした」
治夫「あなたはその点において私の希望を満たしていた……それだけですよ」
燕太郎(うーん……俺を騙そうって喋り方じゃないし……カード枚数も同じにしてくれた、立場的に優位を取ろうとしなかった。カード交換内容だって、異議を唱えたらすんなり通ったし……)
燕太郎(とりあえず、疑う所はない……まぁ、ここで逃げても、この人が言うとおり他のチームと遭遇するとまずい。ここは、この人と一緒に居た方がいい……よな?)
治夫「……燕太郎君?行きますよ」
燕太郎「あ、ああ……今行きます」
217Res/134.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20