312:名無しNIPPER
2019/08/09(金) 08:24:29.42 ID:jM2Wb5em0
円堂「アマチュア時代、それは私にとって輝かしい時代でした。どんな強敵に負けてもいつかは勝てるように努力すればいい。何度負けても、何度転んでも立ち上がればいい。そうやって努力すればする程結果は付いてきた。あの頃の私は、大きな挫折も無く大好きなサッカーを楽しむことが出来ていました。ですが、プロの世界ではそれが大きな落とし穴となりました」
円堂「プロは結果の世界です。何度負けても、何度転んでも立ち上がる雑草魂、それが私の持ち味でしたが、世間や首脳陣、チームメイト達は立ち上がるのを待ってはくれませんでした。ましてや結果が全ての世界では一度転んだ者が起き上がるのを待つよりも結果を出したものを優先される。スタートダッシュで失敗した私に、次のチャンスはしばらく回ってきませんでした。それが第一の挫折」
円堂「ですがそれでも雑草魂を捨てなかった。どんなに泥臭くても最後まで足掻く。それが円堂守という選手で、そしてその努力が実を結びかけた時でした。二つ目の挫折を味わうことになったのは。プロ2年目になって再び回ってきたチャンスを活かそうとした時、悲劇が起きました。街のごろつきに理不尽に絡まれ、かつて壊滅したオリオン財団の手によって一度負傷した肩を潰されてしまったのです」
全員「!」
円堂「・・・・肩の負傷は大々的に報道されていますが、FFIから肩に古傷があることを告白したのは、今日が初めてです」
円堂「そして3つ目の挫折……プロとして何も残していない身だった私は、復帰を焦って手術ではなく痛み止めと保存治療で強行を決断しました。球団もファンもこれ以上待たせたくないという思いが空回りして結果は……」
全員「・・・」
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