42:名無しNIPPER[sage]
2019/08/05(月) 20:57:59.65 ID:f+nH/MKh0
落ち着け。たかがゴブリン1匹だ、俺ならやれる。
やるなら一撃必殺だ、下手な攻撃じゃ声を出されてしまう。
俺は木の枝を前に突き出し、ゴブリンの胸を一刺しにする。
俺はそのまま倒れ込み、ゴブリンの上に跨る。
「ギャッ……!」
危ない。油断はしない。断末魔に備えて俺の左腕をゴブリンの口に噛ませる。
「…ってぇ……!」
多少痛みは覚悟していた。初めて生き物を殺傷した。
本心は怖くて、痛くて、今にも泣きそうだ。
でも、隣で気絶している女の子はもっと怖かったはずだ、それなのに俺がここで弱音を吐く訳にはいかない。
「……!!……!!!」
ゴブリンは呻いているが、次第に静かになり絶命した。
噛ませた左手からは血が滲む。クソ痛いけど、我慢できない訳じゃない。
俺は気絶している少女をおんぶして、静かに裏口から逃げる。
ゴブリンがまた定位置に戻ろうとしていたので、また遠くへ小石を投げる。するとまたゴブリン共は音の方へと向かっていった。
こうも扱いが簡単だと逆に拍子抜けだな、腕は痛いけど。
そして俺はリネル村へと帰還した。
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