39:名無しNIPPER[saga]
2019/08/05(月) 20:34:29.38 ID:f+nH/MKh0
「あ、そうだ」
俺はスウェットのポケットから石を1つ手に取る。当たると痛そうな石、こいつを使おう。
狙うは右の廃家で良いだろう。失敗しないぞ。
「……ふぅ」
石を投げる事はつまり、存在を知らせる事に近い。見つからなければ何事もないが、警戒心が強まってしまう。
俺は何度も、心の中で同じ言葉を反芻する。
俺なら出来る、俺は転生者……と。
自己暗示に近いが、小さいが少しの自信となる。
「……よっ…と」
俺は投げた、投げてやった。さぁもう退けないぞ。やるしかないぞ。
石は派手な音を立て、居眠りしていたゴブリンも起こす。
ゴブリン共は音の出処に注意を払い始め、俺の方を見るゴブリンは居ない。
すかさず俺はゴブリン共との間に廃家を置くように転々と移動していき、目的の廃家に到着する。
先程と同様にこの廃家にも裏口があり、そこから侵入する。
「ギギッ!?」
「ちょ……!」
依頼された少女は居た。ついでにゴブリン1匹。こいつは音に気が付かなかったのか!
仲間に大声で知らされる前にどうにかしなければまずい、まず過ぎる。左手には瓶、右手には木の枝、ポケットには小石が数個。
安価下
354Res/270.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20