296:名無しNIPPER[sage]
2019/08/29(木) 16:43:49.72 ID:dnoqRDya0
「お次は…2階だな」
俺は奥の階段を上がり大扉の前でどっちに行くか考えていると──。
「あ、そうそう。2階は開かない部屋が多いのと、玄関上の部屋は開けないでね」
「…お前、出てくるなら合図してくれよ。ビビるだろうが」
「あはは!これは失礼したね」
そう言うとシェイドは再び闇に包まれて壁に埋まって消えていく。
「もっと普通に移動してくれよ……」
ため息をついて、俺は2階へと上がる。通路にある扉を触ってみるが、ほとんどの扉は開かず、開いたとしても1階にあった使用人の部屋と同様の通路があるだけだった。
「特に何もないのか……」
次の扉を開けると、大量の本棚がある。ここは図書室だ。
「すげぇな……街の図書館並にあるぞ」
タイトルは読めない物ばかり。こういう時に文字が分かれば良かったんだけどな。
適当に本を取って捲ってみると、大量に綴られた文字の横に魔法陣が描いてあった。
「魔導書…かな?」
図式と文章が果てしなく続き、読めていたとしても読み切る自身は無いな。俺は本を棚に戻し、図書室を出た。
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