281:名無しNIPPER[saga]
2019/08/27(火) 22:56:15.87 ID:WZoTJkAVO
「そもそもなんでお前がこっちに居るんだよ!反対側にはアレスが居るんだぞ!」
「何でって…新しいヴァーダが現れたと聞いたから、見に来た」
「え、それだけ…?戦況とか、そういうのは無いのかよ」
「戦況?馬鹿馬鹿しい…そもそもやり方間違っているんだ。私達の首を取って終わりなら私達でやり合うだけでいい、兵なんていらない。君もそう思わないか?」
「……まぁ」
それは俺も考えた。恐らく優勢に立った側が物量でヴァーダを倒すという流れなのだろう。だが、これでは多くの血が流れてしまう。
戦争とはそういうものかもしれないが、武の代表と言っていいヴァーダだけで争いを収められるのならそれが一番だ。
「だろう?金に群がる冒険者がいくら死のうが私の知ったことじゃない。私だけ居れば良い、劣勢になろうが関係ないさ。だからこそ私の興味を引い君を見に来たんだ、円卓に居なかった君をね」
「円卓…?」
「知らないのか、やはり君はヴァーダではないな。その聖光は君には過ぎた代物だ、私が貰っておくよ。なに、抵抗しなければ死にはしないさ」
「くっ…!」
交差安価
安価下
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