28:名無しNIPPER[saga]
2019/08/05(月) 18:19:06.69 ID:f+nH/MKh0
一旦戻って印の所に心当たりがないか聞いてみよう。
俺は踵を返し、リネル村へと戻る。
戻ると、近くに中年の男性が居る。この人に聞いてみよう。
「すみません、ちょっと聞きたいんですけど」
「ん?なんだい、冒険者さん」
俺は地図を男性に見せる。男性はほうほうと唸ると、すぐに地図を返してくれた。
「冒険者さん、その地図の印は違うねぇ。今奴らの住処はもっと南東にあって、廃村に居るはずだよ」
「え?」
「古かったんじゃないのかい?その辺りは他の冒険者さんが結構前に潰したはずだよ」
「あ、そうだったんですね。情報ありがとうございます」
危なかった。何も知らないでこの3箇所を回ってたら無駄骨も良い所。聞いてみてよかった、今の俺は冴えてるな。
気を取り直して、南東へと向かう。奥へと進んでいくと、なあの男性の言う通りゴブリンらしき足跡があった。
俺は緊張して、何度も深呼吸をする。すると、廃村らしき所が遠目に見えてきた。
草陰に隠れ、廃村が良く見える位置に移動する。
ゴブリン共が荒らしたせいなのか、元々なのか、荒れに荒れている。とてもじゃないが住める様な状態じゃない。ボロボロの家が沢山あるから、それなりに大きい村だったみたいだな。
俺がする事は──
安価、実行出来そうなものは全部実行します
安価下3まで
354Res/270.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20