26:名無しNIPPER[saga]
2019/08/05(月) 17:42:27.93 ID:f+nH/MKh0
〜リネル村
歩く事数時間、特に何も無くリネル村に着いた。
想像通り長閑そうな村で、左には大きな畑が沢山ある。
右には民家が建っている。あまり多くはないが。
「そこな御方……もしや冒険者様ですか?」
「え?はい、そうですけど」
ライセンスが後押ししてるのか、俺は堂々と冒険者だと言い張れる。だが、どうして俺が冒険者ってわかったんだろう?
お爺さんが、杖をついて近付いて来た。
「おおお…貴方様が……ありがとうございます。どうか……どうか少女を……お願い致します……」
「まさか……」
俺はバッチを見た。なるほどな、これのおかげで俺が冒険者ってわかったんだな。
「必ず、助け出してきます。安心して待っていて下さい」
「おおお……冒険者様も、どうかお気を付けて……」
俺は村の奥の、もう1つの入口から森へと入っていく。
まず俺は石を何個か広い、適当な大きさの木の枝に掴まり、体重で折る。
「初期の有者ですらもっと良いもん持ってるよなぁ……」
頼りないが、投石用の石数個と木の棒を手に入れた。
俺は地図を取り出し、現在地を大体把握する。
今の位置から南西、北東、東の3箇所に印がある。
どうしようか。
安価下
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