【安価】男「異世界転生しちゃった」
1- 20
257:名無しNIPPER[sage]
2019/08/24(土) 16:45:49.33 ID:ZfCu+Eb6O

俺は素人だし、二刀短剣を使うなら手を守るか。篭手を取ろうと思った時、別の物が目に入る。それは剣道で使われるような小手だ。
剣道の小手とは違い、上面にはこの街でよく見る鉄?がある。硬度ももありそうで、敵からの攻撃もこれなら防げる。

何よりこれは軽い、篭手は西洋鎧などに付いてるガチめな装甲だが重い。短剣を生かすなら軽い小手の方が良いだろう。
俺は小手を手に取り、女性の店員に会計を頼んだ。


「はーい、こちら一点で銀貨4枚と銅貨6枚ですね〜」


俺は残り少ない硬貨で会計を済ました。残りは銀貨1枚と銅貨2枚、戦争が終わった後、食事宿を含めても数日は行けるな。
俺は早速小手装備し店を出て、準備が整ったので厩舎へと向かった。



〜街道


メルヴィス湖まで街道は続いているので、俺は迷うこと無く進む。ただ長時間1人で馬を走らせるというのは寂しい。ノース帝国を出た直後は1人で冒険だーみたいに喜んでいたが時間の問題だった。

この前はメルヴィス湖を朝に出て夕方にクレアは到着したから……約12時間か。てことは、このまま走らせても日を跨いでしまうか。夜に走らせるのは危険だからな、いい所で野宿にしよう。





辺りはすっかり暗くなり、ランプを点けながら馬を走らせ、道中誰かとすれ違う事もなくここまで来た。陽が落ちてから多分数時間は走っていたので、そろそろ野宿をしても良いだろう。

俺は街道から逸れて大きい岩の近くに移動し、厩舎の飼育員から貰った馬留めを打ち込み馬を停める。
この辺りは木が無く、岩が点在している広い草原な為焚き火には向かない。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
354Res/270.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice