152:名無しNIPPER[saga]
2019/08/16(金) 05:19:33.71 ID:qOuS5ChU0
「じゃあ……風呂に入るから、背中流してくれる?」
なーんて、とか冗談っぽく言って軽く笑った。
「えぁ……お、お風呂……背中…」
「…ん?」
あれ?何か予想と違う反応だ、もしかして本気にしてる?
「あ、ジャスミン…冗談──」
「や、やります!お背中…!……流します!」
ジャスミンはバッと立ち上がる。マジか、正直やってくれるのならやってほしいけど……良心と邪な考えがぶつかり合って俺の判断を鈍らせてくる。結果、脳内戦争は邪な考えが勝利し、俺は背中を流してもらう事を決意する。
「じゃあ……お願いしようかな」
「は、はい……!」
俺も椅子から立ち上がり、浴室に向かう。やべぇ、ドキドキしてきた、元カノとも一緒には……いや、あいつとはそれ以前の問題か。
扉を開けると脱衣所になっていて、奥にもう1つ扉がある。奥の方も開けてみると、3mくらいの縦長スペースと、そこまで広くはないが浴槽が隣にあり、シャワーは無さそうだ。
これはあれか、浴槽から湯を掬ってかけるやつか。ならばまずは湯を張らないとな。浴槽の脇に取り付けられた蛇口の左右に赤と青のバルブがある。
これ懐かしいな、ばあちゃんの家がこんなだったな。俺は赤を捻って熱々のお湯を出し、青捻って温度を調整していく。たまにある、外から薪で湯を沸かすやつじゃなくて良かった。
俺はジャスミンに声を掛け、風呂が沸くまで何か話をしようと思って再び部屋の椅子に座る。
安価
雑談内容、或いは質問内容。
安価下2まで
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