148:名無しNIPPER[sage]
2019/08/15(木) 15:31:54.11 ID:LlQ5T+rGO
「二部屋で……いいよね?」
俺はジャスミンを見ると、頷いていた。流石に同部屋は色々とまずい。この前うさ耳女と同じ部屋に泊まったが、ジャスミンはあいつと同じタイプではない。二部屋借りたら金が嵩むが、明日依頼で返せばいいのだ。
「二つね……はい、これが鍵ね」
カウンターにタグの付いた鍵が出され、俺は一つをジャスミンに渡す。タグに書かれた数字が連番になっていたので、隣の部屋になるみたいだ。
俺達は受付を出て宿舎へと向かう。やっと休めると思うとどっと疲れが押し寄せてきた。早く寝よう、今日は。
俺達はそれぞれのドアの前に立ち、おやすみ、と挨拶をして中へと入る。
見た目より内装は綺麗で、胸当てや鉢金を外してベットにダイブする。寝心地は最高だ、もう寝れるぞこれ。
大の字で伸びをして、欠伸をするとドアからノックの音が聞こえた。
俺に来客なんて居ないだろうし、ジャスミンかな?と思いベットから立ち上がりドアを開ける。やはりそこに居たのはジャスミンだった。
外套は脱いでおり、湖の時はネグリジェだったがこの服は何ていうんだ?恐らくこの村娘みたいな格好が外套の下に着ている普段着なのだろう。
スカートも足首まであり、露出は少なく、パンを入れたバスケットを持たせたら似合いそうだ。
「…どうしたの?」
「あ…えと……」
「…?とりあえず中…入る?」
一瞬言中へ入れと言うか迷ったが、ジャスミンが頷いてくれたので中へと入れる。俺は近くの椅子へと座り、ジャスミンはベットに腰掛ける。
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