139:名無しNIPPER[saga]
2019/08/14(水) 20:20:57.92 ID:kgfHVtwqO
「……おい、なんの真似だよ」
俺は突き刺した。剣をダンテの顔の真横に。
「ダンテは今ここで俺が殺した。お前は今日からゲールだ」
俺は剣を地面から抜き、鞘にしまう。
「は……?何言っ────」
「ダンテは今、ここで、俺が殺した。お前の名前は今からゲールだ。わかったらあそこのもう1人担いで、さっさと港町に行って西の大陸に行けよ。あ、ぶっ倒れてる奴の名前はお前が考えろよ」
「…おいおい……とんだ甘ちゃんだな、兄ちゃん」
「うっせ、俺達はもう行くからな」
「…またここで野盗してるかもしれねぇぞ?」
「そん時はホントに殺してやるよ」
「……ガーハッハッハ!こいつぁ怖えーな!解いたらさっさと西の大陸に逃げねぇとな!」
「そうだろう。じゃあな、ゲール」
俺は怖がるジャスミンに弁解しまくり、何とか誤解は解けた。クレア達がノース帝国に着くのは夕方、俺達は今から行ったら夜の良い時間になりそうだな。
後ろにジャスミンを乗せ、俺達はノース帝国を目指す。
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