137:名無しNIPPER[sage]
2019/08/14(水) 20:06:01.50 ID:kgfHVtwqO
俺は悩んだ挙句、答えを出す。やはり、こいつをここで生かしてはいけない。俺は立ち上がる。
「お、男さん……?」
「なぁダンテ、お前達はこの世界じゃあ有名なのか?」
「ああ?……国に居る賊なんて他国からすりゃゴミみてぇな問題だ。隣国だって俺達の事は知らねぇよ」
「…なるほどな。ジャスミン、ここから一番近い別の大陸ってある?」
「えっ……た、多分…ノース帝国から北西にある港町から…西の大陸に……行けます」
「そっか、ありがとう」
俺は今度は鞘ではなく、剣を抜いた。
「あ…?なんだよ兄ちゃん、やっと[ピーーー]気になったかよ」
「ああ……お前を[ピーーー]よ」
「お、男さん!?な、何を…!」
ジャスミンは止めるでもなく、怖いのか俺から少し離れる。人を殺そうとする奴が近くに居たらそりゃ怖い。
「お前達はここに居ちゃいけないんだ、わかるよな」
「けっ…やるならさっさと殺れよ」
「ああ。そうさせてもらうよ」
俺は剣を逆手に持ち、思いっきり突き刺す。
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