6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/04(日) 17:26:32.31 ID:mo/WQEjv0
風太郎「誰が先生だ! いつ俺がお前の教師になった──いや、教師ではあるか」
一花「ふふふふふっ。照れ屋さんな先生もかわいいですなあ」
風太郎「くそっ…! ほらっ、台本寄こせ! 一回だけ付き合ってやるから、それが終わったら勉強に移るからな」
7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/04(日) 17:27:47.85 ID:mo/WQEjv0
風太郎「ん? 今なんか変な音がしなかったか?」
一花「君がそこまで言うなら仕方ないよね。私はもちろんオッケーだから…それじゃ、これから末永くよろしくお願いします」
風太郎「……はあ? お前一体なに言って──」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/04(日) 17:29:07.39 ID:mo/WQEjv0
一花「ええー、フータロー君って頭良いんじゃなかったっけ? これぐらいの英語はすぐ理解してくれないと困るよ」
風太郎「違う! 俺が言いたいのはそういうことでは──」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/04(日) 17:31:20.69 ID:mo/WQEjv0
一花「最高の、告白だったよ」(うっとり顔)
風太郎「いやそれはおかしい」
一花「おかしい? 証拠はここ。言質はとったし、あとは実際にカップルらしいことするだけなんだけど……とりあえず──する?」
10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/04(日) 17:33:01.18 ID:mo/WQEjv0
一花「君の特別になりたい。君の一番になりたい。どうすれば君の心を掴めるんだろうって考えて…考えて考えて考えた末の結論が、これ。君が異性との色恋に関して受け身だって気がついてからは、早かったよ。いわゆる既成事実ってやつだけど、引っ付いてしまえば君はきっと離れない。離れられない。責任感が人一倍強いから、誰かと結ばれてしまえば最後、籠の中の鳥みたいに静かで大人しくしてくれる。君を求める女はいっぱいいるだろうし、そちらに目移りしちゃうときもあると思う。でも、罪悪感が枷になって行動には移せない。誰かを裏切る悪い自分を、君はきっと許すことができない」
風太郎「お、お前……」(驚愕)
一花「だから、無理やりにでも引っ付いた方が早いって気づいたんだ。これからは君の髪も、肌も、瞳も、爪も、唇も、全部全部全部全部、私のモノ。もう離さない。誰にも渡さない。絶対に五等分になんかしない」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/04(日) 17:34:30.32 ID:mo/WQEjv0
一花「ある人がね、私にこう言ってくれたんだ。『我慢せずにしたいことしてほしい』ってさ。あのとき、自分を縛る鎖から解放された気がした──私は私のままでいいんだって、そう思えた」
風太郎「あ、開かない──なんで、入るときは鍵開けたままにしていたのに──誰か! 誰か助けてくれ! 誰かー!!」ガンガンッ!!
12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/04(日) 17:35:30.31 ID:mo/WQEjv0
〈数年後〉
一花「そうやって、ママはパパと結ばれたんだよ」
13:名無しNIPPER
2019/08/04(日) 17:36:35.79 ID:mo/WQEjv0
いち髪で、いこう。
一花お姉さんは周りを気にせず物語をかき回してる方が、いきいきしてると思います。
依頼出してきます。ありがとうございました。
14:名無しNIPPER[sage]
2019/08/04(日) 22:52:20.29 ID:WqbmxIV1O
乙
もっと一花で書いて
15:名無しNIPPER[sage]
2019/08/05(月) 03:25:07.07 ID:3OGoCF73o
この路線で良かったと思うだけどなあ…
なりふり構わないってお姉ちゃん大好き
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