16:名無しNIPPER[saga]
2019/08/03(土) 20:42:38.51 ID:OJq4hmGJ0
育「えっと……わたし、桃子ちゃんのこと演技が上手ですごいって思ってるけど、わたしだって演技には自信あるし、そこはゆずれないよ」
育「もし桃子ちゃんと同じオーディションを受けることになったら、桃子ちゃんだからこそ、ぜったい負けたくない。桃子ちゃんなら、きっとわたしと同じ気持ちでいてくれるって信じたい」
育「だからもし桃子ちゃんにオーディションで負けたとして、桃子ちゃんから、わたしなんて初めから勝ち目なんてないって思われてたとしたら、許せないし、とってもくやしいよ」
育「だってそれって、桃子ちゃんには普段からわたしの演技なんてなんとも思われてなかったってことだもん。もし桃子ちゃんとそんけいし合えてなかったとしたら、悲しいって思う」
育「昴さんもエレナさんも、たとえお友達でもアイドルのお仕事でライバルになることがあるなら、そんけいし合いたいでしょ? 最初から無理だと思われるなんて、ぜったいいやでしょ?」
昴「確かにそれはそうだな。だけど今回の場合は……うーん、どう言ったらいいかな。ロコだって、悔しくなかったわけじゃないはずなんだよ」
エレナ「――そっか、わかったヨ! 育は本気でプロ並のパフォーマンスをみせようとするロコのことを、かっこいいって思ってるんだよネ」
昴「そう、それだ! 茜っぽく言うなら、育はロコっていう人間の生き様に期待してるんだよ! そういう生き様のロコだからこそ、これからすげーアートが作れるに違いないって思うんだよ」
育「ロコちゃんの、生き様?」
エレナ「育のなりたい大人像と、すごいアーティストを目指すロコの姿勢って、似た部分があるのかもしれないネ」
昴「ああ。ただ似てるとしても、ロコはまだ大人じゃない。すげープロのアーティストでもメジャーリーガーでもないし、育の期待にいつでも応えられるほどすごい人間じゃないんだ」
エレナ「だから仲直りのために育がロコに伝えたらいいコトバがあるとすれば――」
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