1: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/08/03(土) 13:31:56.70 ID:f1uEgEbX0
船のエンジンを止め、港に付ける。
かなり小さいタイプの船のはずだがそれが気にならないほどにこの島の港は小さかった。
すぐにでも動かせるようにビットに軽くロープをかけ船を降りる。
降り注ぐ夏の日差しは容赦なく地上を焼いていくが海を撫でる潮風がそれを和らげてくれていた。
港に、他の船はなかった。
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2: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/08/03(土) 13:34:10.76 ID:f1uEgEbX0
小さな島だ。この港も港というよりは単に船着場と言うべきか。
船着場から石階段を数段上がればそこには道路が一本走っており、向かい側には民家が並んでいる。
もっとも軒並み焼け落ち、崩れ去り、倒壊しているが。まともなのは島の奥にある学校らしき建物くらいか。
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