天海「アイランドモード?なんすかそれ?」【ダンガンロンパ】
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60: ◆6V8mSlZQhU[saga]
2019/08/02(金) 21:08:33.65 ID:uww9hNCp0
やったら気分を害すのではないか?、当然そう思う。

だから思い浮かんでも行いはしない。ただ今日は正常な判断が出きるほど脳がまともに働いていなかった。

小泉「え……?」

俺は、右の手で小泉さんの手首を掴んで木に押し付けた。そして、もう片方の手で彼女を挟むように、逃げ場所を奪うかのように、頭の隣に手を添えた。

天海「……」

小泉「……」

視線が合う。

彼女の澄んだ瞳を見て、そうしてやっと自分がやっていることが余りにも突拍子めいたことであることに気付く。

何をやっているんだ自分は。

確かに驚かせることはできるかもしれないが、嫌われる可能性があることをしているのは間違いない。

急いで手を離し、その場から後ろへと下がった。

天海「ご……ごめんなさい!ちょっと驚かせようと思って…」

小泉さんは俺が離れると、すぐに口元を隠して目線を逸らした。

小泉「………ば、バカじゃないの!……ふざけるのも大概にして!」

そう言う小泉さんの顔は、彼女の髪のように赤かった。

天海「ご、ごめんなさい……」

もはや謝罪しかしようがなかった。ただ小泉さんからは嫌悪感を発しているようには感じない。嫌われてはないように見える。

小泉「アンタさ、顔結構整ってるんだから……こういうことばっかやってると勘違いされるよ?」

天海「いや、そういうキャラじゃないっす……今回のは偶々で…いや言い訳するつもりもないですけど…」

小泉「どうだか……ま、今回は許してあげるけどさ…」

天海(やっぱり信じてもらえないですよね……)

小泉「じゃ、さっさと写真撮りましょう……次はちゃんと真面目に撮ってよね」

天海「あー……撮りました」

小泉「え……まさか!」

天海「さっきの小泉さん……撮っちゃいました……シャッター無意識に押してたみたいで」

小泉「も、もうっ!…カメラ返して!すぐ消す、こんな写真!」グッ

天海「は、はは」

小泉「何笑ってるのよ!アンタが……よく分かんないことするから、こんな顔になったんじゃない!」

天海「返す言葉がないっす……」


小泉さんとスゴく仲良くなった気がする!

希望の欠片を二つ手にいれた!



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