11:名無しNIPPER[sage ]
2019/08/01(木) 00:35:32.97 ID:Ob8vgikR0
…子どもというのは、不思議なものですね。私も、どうしてそうしようと思ったのかわかりませんが、じっとお地蔵さまを見ながらおにぎりを食べていたらなんだか無性にそうしたくなって。私の食べていたおにぎりの半分をお地蔵さまにお供えしたんです。おじいちゃんは、そっと私の頭を撫でてくれました。
…そして、時が過ぎその年の夏休みです。私は、おじいちゃんが留守にしていたとある日の朝、ふとこんなことを思ったんです。「ひとりでこの山の頂上まで登りたい」と。
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