未来「翼と入れ替わってたときの話」【ミリマス 】
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30: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2019/07/30(火) 00:35:34.87 ID:UbedML5p0
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携帯で連絡をとると翼は家にいるみたい。私の姿なんだから居るのは私の家だ。ずっと翼の家にいたけど、やっぱり自分の家への帰る道が見慣れてる。私の家に向かって走っていると、やっぱり自分に戻らなきゃって思いが強くなってきた。
この季節は夜でもすっごく暑い。走ってるから余計にそう感じた。だけど噴き出してくる汗なんて気にしてられない。
自宅に近づいてくると玄関で待ってる人影が見えたので、走るのをやめて、歩いてゆっくりと近づいた。玄関の薄いライトが彼女の顔をうっすらと照らす。今更なんだけど笑ってしまう。だって私の姿なんだもの。
「やっほー未来、なんだか久しぶりな気がするね」
「お仕事であんまり予定が合わなかったからね」
「そのカンジだと真剣な話みたいだね。ちょっと歩こっか。近くに公園があるんだ」
「知ってるよ」
だって私がずっと住んでた場所なんだもの。
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