13:名無しNIPPER[saga]
2019/07/25(木) 22:12:40.03 ID:6reTroXT0
酒場の入口付近には、見るからに浮いた格好の二人が佇んでいる。
令嬢「わたくしの愛するあの王子はこんな低俗な場所にいらっしゃるのかしら?もっと違う場所を捜索してはどう?」
執事「うーん、あの王子のことだから、興味本位で立ち寄ってしまいそうな気もします」
魔術師「なぁ、王子さんよぉ」コソコソ
王子「な、なんだい?」コソコソ
魔術師「お前って城を無断で抜け出して来たんだよな」
王子「そうだね」
魔術師「そして、もし僕達と一緒にいるのが見つかれば」
王子「君たちは王族誘拐犯として牢屋行きだね...」
魔術師「...。」
魔術師「ここは逃げるぞ!!」
魔術師は慌てていることを悟られないよう、できるだけ平常心で勘定を済ませる。
魔術師「いいか?変な動きをしたら怪しまれる」
魔術師「なんでもないような顔をしてスマートに立ち去るんだ」
剣士「アイアイ、サー!」
魔術師「いくぞ...」スタッ
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