15: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2019/07/24(水) 12:32:11.07 ID:rmJoFnhWo
「あっ」
思わず声が洩れる。
本当に突然のことだった。
脈絡なんて何もない。
吹いては止んでを繰り返すそよ風みたく唐突に、だけどたしかに、頭のどこか片隅で、一本の糸が繋がったような感覚があった。
「どうかした?」
プロデューサーさんが首を傾げながら、私の顔を覗き込む。
私は、ああ、と息を吐くように応えた。
「いや、何となくなんすけど。わたしの中で青空と水とを結んでいたものの正体が、掴めたような気がしたんすよ」
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