北条加蓮「藍子と」高森藍子「ひまわり畑のカフェで」
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37
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 19:13:39.46 ID:FChXWsj50
藍子「すぅ〜、はぁ〜」
加蓮「すー、はー」
藍子「……、」チラ
以下略
AAS
38
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 19:14:09.20 ID:FChXWsj50
藍子「そういえば、カフェの中にひまわりを頑張って育てていますっていうパンフレットがありましたよね。やっぱり、カフェの方が育ててくれているんでしょうか」
加蓮「あったあった。店員もほら、すごく優しそうな人だったし」
藍子「目が、優しい方でしたよね。……育ててくれて、ありがとうございます〜っ」
以下略
AAS
39
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 19:14:39.83 ID:FChXWsj50
藍子「これで、遊歩道は1周しましたね」
加蓮「かな? あははっ、すっかり夕暮れになっちゃってる」
藍子「ですね――」
以下略
AAS
40
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 19:15:09.30 ID:FChXWsj50
藍子(夕陽に照らされる、ひまわりを背景に。白い歯を見せて笑う加蓮ちゃんの笑顔が、キラッと輝きます)
藍子(息を呑んで見る私に、加蓮ちゃんは、目を細めて。なんだかまるで、人間を――私を誘惑する、妖精さんみたい)
藍子(……バッグの中に)
以下略
AAS
41
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 19:15:39.06 ID:FChXWsj50
加蓮「ねえ、藍子?」
藍子「……あ、はい。何ですか、加蓮ちゃん?」
加蓮「藍子さ。私に何か言いたくて、何かやりたくてここまで連れてきたんでしょ」
以下略
AAS
42
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 19:16:09.70 ID:FChXWsj50
藍子(見破られ……っ! そんなことまで――!)
藍子(ううんっ。でも、でもっ、それが。それが加蓮ちゃんです)
藍子(隠しごとだって、悩みごとだって、見抜くまでじゃなくて見抜いてから悩んじゃう子)
以下略
AAS
43
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 19:16:39.43 ID:FChXWsj50
加蓮「何て言うんだろ。そういう建前っていうのかな。飾ってる感じ? 分かっちゃうんだよね」
加蓮「嘘、作り物、建前……そういうの、知りたくなくても知っちゃう環境にいて、そういう風に育っちゃったから、私」
加蓮「何か作ってるな、っていうの。分かっちゃうの」
以下略
AAS
44
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 19:17:09.79 ID:FChXWsj50
藍子「あの、加蓮ちゃん……?」
加蓮「その辺は藍子相手だから見抜けたのかな? なんてっ」
藍子「加蓮っ、加蓮ちゃん!」
以下略
AAS
45
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 19:17:40.33 ID:FChXWsj50
藍子「ごっこ……遊び?」
加蓮「いくつあるんだっけ。いつもの藍子じゃないけど、私もちゃんと覚えてるんだよね」ユビオリカゾエ
加蓮「人の寝顔を見てなんか悶々したり?」
以下略
AAS
46
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 19:18:09.75 ID:FChXWsj50
藍子「……あの。加蓮ちゃん? これは、何のお話なんですか?」
藍子「何か、加蓮ちゃんが怒っていて、それだけは分かります。でも、そんなに怒られても、責められても……今回は……今だけは、本当にわかりませんよ……!」
藍子「ごまかしてるとかっ、はぐらかしてるとか、逃げてるとかじゃなくてっ! 加蓮ちゃん、何が言いたいんですか? 何のお話をしているんですか!?」
以下略
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