善子「それでも私は■■を愛して生きていたいのです」
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20:名無しNIPPER
2019/07/21(日) 04:30:14.22 ID:gGVI8GvBO
ちゃぽん、ちゃぽん


無音のバスルームに水をかき回す音が静かに響く。

死を克服したいわけではありません。

心の奥底では克服したいと思っていますが、それが不可能なことくらいわきまえています。私の真の願いは、この呪縛を、綺麗さっぱり忘れてしまう事なのです。

肉体と精神の死、どちらが怖いのだろうか、想像してみました。精神の死は体がそこにあって、意識がそこにはない、いわゆる植物人間状態です。心が生きていて、体が死んでいるのは、現代のではありえない話だが、SFなんかである機械に心を移している状態のことを言うのでしょうか。前者と後者なら私は圧倒的に前者を嫌悪する。心の死は人間の死だ、思考できないことは人間の死だ。




風呂場というのは、一番危険です。必ず、一人になるから。浴槽に浸かってしまえばやることが無くなってしまうから。

「はぁい☆ どう?“私”、その後調子は?」


頭の中で物事考える他にする事が、無くなるからです。


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