アンチョビ「一万回目の二回戦」
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3: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/13(土) 21:32:36.30 ID:l6pE73h60

「姐さん、すみませんでした」

 頭を下げるペパロニに、「お前のせいじゃないさ」と返す。

 アンツィオは強い。
 そう信じてここまで突っ走ってきた。
 だからこの敗北は、指揮を執った私の責任なんだ。

「……あー、ここまでかあ」

 そうやって言葉にしてみると、少し心が晴れた。
 ぱんぱんと頬を軽くはたいて気分を入れ替える。

「ペパロニ。食事の準備、始めるぞ」

「はいっ! ドゥーチェ!」

 元気に返事をするペパロニへ笑顔を返す。


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