アンチョビ「一万回目の二回戦」
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198: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:27:23.02 ID:6Fy41Xha0

 通信が切れる。と同時に私は、隣のセモヴェンテのハッチから上半身を出すカルパッチョへ顔を向ける。

「カルパッチョ、お前も予定通りここで指示があるまで待機だ」

「了解です。ドゥーチェはどちらへ向かわれますか?」

 ――アンツィオの車輌は、大きく四小隊に分けた。

 ウーノ、カルパッチョ乗車のセモヴェンテにCV33一輌をつけたフラッグ車チーム。

 ドゥーエ、私の乗車するP40に、セモヴェンテとCV33を一輌ずつつけた、奇襲部隊その一。

 トレ、パネトーネの乗車するセモヴェンテに、CV33を二輌つけた、奇襲部隊その二。

 クアトロ、攪乱役のCV33コンビ。これはペパロニが隊長を務める。



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