12: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/13(土) 21:50:07.82 ID:l6pE73h60
血の気が引くのを感じた。
ポーチもそのままに、二人へ背を向け廊下を駆け戻る。
自室へ入り、日めくりカレンダーを確認すると、破り捨てたはずの一週間がそこに蘇っていた。
「な、なんだこれは……」
2015年、6月26日、金曜日。
大洗との試合は、7月5日の日曜日だったはずだ。
つまり、時間が、一週間以上も巻き戻っている。
――――。
「そ、そんな馬鹿なことが、あってたまるかあっ!」
私が叫ぶと、寝起きのペパロニが「うるさいっす、ドゥーチェ」と背後でぼやいた。
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