27:名無しNIPPER[saga]
2019/07/09(火) 00:17:59.83 ID:zmX2O7Gg0
育「いたっ! ぐっ……このくらい平気だよ。どんな姿でも、ターニャはターニャだ。君がぼくを食べるなんて、そんなことあるもんか」
環「グゥゥゥ!!」
育「初めて君と見つめ合ったとき、夕焼けみたいにきれいな目だと思った……今だってそうだよ。今夜初めて月の光に照らされる君の目を見てる。きれいだよ、ターニャ」
美也「……」
育「だからぼくらの心は通じ合えるに決まってる。ターニャになら、ちゃんととどいてるよね。ぼくの言ってることが……」
環「ウゥ……」ピタッ
美也「なんと……!」
環「ワォン……」スヤスヤ
育「おやすみ、ターニャ。……ミランダさん、このままターニャをベッドまで連れて行けますか?」
美也「はい〜。もちろんですよ」
育「もし許してもらえるなら、ぼくもターニャのそばにいていいですか。満月の夜のターニャは、いつも苦しい思いをしてきたんですよね」
美也「ええ。あれだけ明るく元気な姫様です。本来なら、たくさんのお友達に囲まれ、月夜もご家族と穏やかに過ごされているはずですから……」
育「ターニャはもうひとりぼっちじゃありません。ぼくがいますから」
美也「そうですね〜。それじゃあ、お願いしますね。その前に、まずはイグナスさんの左手を治療しましょう」
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