16:名無しNIPPER[saga]
2019/07/09(火) 00:12:27.62 ID:zmX2O7Gg0
海美「……この国の治安を回復させるためにも、新しい女王の即位――お姉ちゃんとメルセデスお義兄様の婚礼を早くまとめたいところなんだけど」
海美「それにしても魔法科学が発達してて多くの魔術師を輩出しているサジタリアス王国の第三王子が、うちのお姉ちゃんとあんなにラブラブになってくれるなんてね」
環「そうだね。カタリーナお姉様、メルセデスお義兄様といっしょだといつもニコニコしてて幸せそうだぞ」
海美「ほんとそうだよね! お姉ちゃん真面目だから難しい顔をしがちだけど、やっぱりこの国の女の子は笑顔でなきゃね!」
環「王子様と結婚か……。ターニャにはあんまりよくわかんないけど…」
海美「……せっかく仲良くなれたんだもんね。イグナスくんとは、これからも仲良しでいたいよね」
環「でもイグナスには帰らなきゃいけない場所があるし、ターニャといつまでもいっしょにいたら……明日は満月だし…」
海美「明日の天気なら心配なさそうだよ。天気予報では、この辺りは一日中曇りで、夜には一部で雨も降るかもって言ってたから」
環「ほんと? じゃあターニャ、明日もイグナスとずっといっしょにいられるぞ! くふふー」
海美「……心配しないで。ターニャのこれからのことは、お姉ちゃんたちが必ず解決してみせるから」
海美「カタリーナお姉ちゃんだって色々動いてくれてるからね。ただ、ちょっと考え込みすぎてる感じはあるけど」
環「それはしかたないよ。だってカタリーナお姉様だもん。こっちが心配になっちゃうぞ」
海美「よしっじゃあ私がお姉ちゃんに、ターニャも心配してるから一人で抱え込まないでー!って伝えておくね」
環「うん! それじゃあお姉様、イグナスの孤児院のこと、よろしくね」
海美「任せて! じゃあね!」
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