1:名無しNIPPER
2019/07/08(月) 21:24:18.43 ID:XtD1rZkD0
にこ「ふう、いい湯ね〜。貸切なんてサイコーだわ。せっかくの温泉なのに昨日は穂乃果と凛と一緒に入ったから落ち着いて入らなかったし。お陰で海未には怒られるし。年上なのに…」
ぽちゃん
にこ「ん?あっちの方に誰かいるのかしら…って」
バシャ
真姫「誰?」
にこ「真姫じゃない。わ、私ったら何で隠れたのかしら」
真姫「ねえ?誰かいるの?凛?花陽?」
にこ「真姫ったら。私だって気づいてないのね」
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2:名無しNIPPER
2019/07/08(月) 22:22:40.64 ID:XtD1rZkD0
真姫「ねえってば」
にこ(そうだ。いい事思いついた。少しイタズラしてやれ)
真姫「凛なんでしょ?」
3:名無しNIPPER
2019/07/08(月) 22:28:29.33 ID:XtD1rZkD0
真姫「それじゃあ…お言葉に甘えて…」ちゃぽん
にこ「…」
真姫「…」
4:名無しNIPPER
2019/07/08(月) 22:36:27.62 ID:XtD1rZkD0
にこ「ち、違う。違うんだって」←何故かまだ低音ボイス
真姫「何が違うのよ。早く出てってよ」
にこ「真姫、落ち着いて」
5:名無しNIPPER
2019/07/08(月) 22:40:55.59 ID:XtD1rZkD0
にこ「いや、本当だってば」
真姫「ちょっと。こっちに来ないでよ。少しでも私の方に来たら大声だすから」
にこ「わ、分かってるわ…分かってるよ」
6:名無しNIPPER
2019/07/08(月) 22:46:10.01 ID:XtD1rZkD0
にこ「えっと…ファーストライブの時から…」
真姫「ファーストライブは学校の講堂でやった筈だけど。うちの学校、女子校」
にこ「え?あっ、ネットで見たんだよ」
7:名無しNIPPER
2019/07/08(月) 22:50:23.16 ID:XtD1rZkD0
真姫「感想。私達ってファンも周りの人達も女の子ばっかりだから男の人の意見って余り聞いた事ないのよ」
にこ「あ〜そうなの」
真姫「あなたの意見は貴重って訳」
8:名無しNIPPER
2019/07/08(月) 23:10:45.70 ID:XtD1rZkD0
真姫「じゃあ、どうぞ」
にこ「ファーストライブを見て…わた…俺は……どうせ遊びだろうって思った。女子高生が思い出作りにちょっとアイドルをやってみようって。けど…」
真姫「けど?」
9:名無しNIPPER[sage]
2019/07/08(月) 23:41:42.08 ID:VgNB1bEU0
いいねこういうの
10:名無しNIPPER
2019/07/09(火) 20:38:11.43 ID:I+krj7Wz0
真姫「そっ。助かるわ。μ'sって先輩禁止だから敬語とかあまり慣れてなくて」
にこ「そうなんだ」
にこ(先輩禁止になる前からにこに対してタメ口だったけど)
11:名無しNIPPER
2019/07/09(火) 20:44:59.38 ID:I+krj7Wz0
真姫「へ〜にこちゃんねぇ」
にこ「な、何だよ?」
真姫「あなたって趣味悪いのね」
12:名無しNIPPER
2019/07/09(火) 20:52:46.86 ID:I+krj7Wz0
真姫「本当、そんな感じなのよ?にこちゃんって」
にこ(決めた。もうキレちゃいました。プッツンします)
真姫「けど、何でかしらね。そんな人なのに…にこちゃんの事をカッコいいって思ってる私が居るの。だから、趣味が悪いのはお互い様かも」
13:名無しNIPPER
2019/07/09(火) 20:58:47.01 ID:I+krj7Wz0
真姫「けど、覚悟しててね」
にこ「へ?」
真姫「次のライブまでにはにこちゃんじゃなくて私のファンだって言わせてあげるわ」
14:名無しNIPPER
2019/07/09(火) 21:13:05.46 ID:I+krj7Wz0
にこ(ど、どうしよう。なんか恥ずかしくなって来たわ。そろそろ)
真姫「ねえ…」
にこ「あ、あのさぁ」
15:名無しNIPPER
2019/07/09(火) 21:32:21.28 ID:I+krj7Wz0
真姫「それは?」
にこ「挫折してるんだよ、一度。当時はどうしていいか、これからどう頑張っていいのかも段々と分からなくなって来てさ。燻って上手くいかなくて、夢を諦めかけてた時に出会ったのがμ'sで…」
にこ(だから、そんな私がμ'sと出逢えたのは奇跡的な事だった。高校3年生のあの時期に出逢えたのが)
16:名無しNIPPER
2019/07/09(火) 21:47:14.80 ID:I+krj7Wz0
にこ「うん」
にこ(そう言えば一度も聞いた事がなかったわ。真姫がμ'sに入った理由って)
真姫「変われるかなって思ったの。私って昔から中々素直になれなくて。そんな可愛くない性格をしてるからろくに友達も出来た事なかったの。班決めする時なんていつも余ったりして」
17:名無しNIPPER
2019/07/10(水) 22:27:38.79 ID:4AWz87Xu0
にこ「あ〜…そうか。分かるよ。その気持ち。毎日楽しくてこんな日がずっと続けばって俺も思う」
真姫「うん」
にこ「そうはいかないんだろうね。青春なんて人生のほんの一瞬だって言うしさ。だからこそ、その一瞬一瞬が尊いと感じるんだろうね」
18:名無しNIPPER
2019/07/10(水) 22:38:59.84 ID:4AWz87Xu0
真姫「ねえ。いつの間にか私の事を呼び捨てで呼んでたでしょ?
にこ「そ、そうだっけ?」
真姫「そうよ。どさくさに紛れて」
19:名無しNIPPER
2019/07/10(水) 22:54:15.32 ID:4AWz87Xu0
にこ「いや…でも…」
真姫「知りたいの。あなたのことをもっと知りたいって思ったの。自分がどうかしてるのは分かってるわ。こんな事があるなんて。さっき会ったばかりの人が気になるなんて。こんな気持ち初めてなの」
にこ(は、はぁぁぁぁぁ。な、な、何を言っちゃってるのよ。それってつまりアレでしょ?行きずりの男にコロッと。これだから恋愛経験のない子は…私もないけども)
20:名無しNIPPER
2019/07/10(水) 23:05:56.11 ID:4AWz87Xu0
にこ「……」
真姫「ねえ。顔を見せて」バシャ
にこ「ちょ、ちょっと…こっち来たら見えちゃうから」
21:名無しNIPPER
2019/07/10(水) 23:12:22.60 ID:4AWz87Xu0
穂乃果「ふあ〜良く寝たぁ」
海未「珍しいですね。穂乃果がこんなに早く起きるなんて」
穂乃果「朝風呂楽しみにしてたからね!」
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