【安価】あなたは勇者だ。あなたは魔王を殺さなければならない。
↓
1-
覧
板
20
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/07/06(土) 21:47:34.38 ID:vPFOxQVF0
「そんなに死にたくないのか」
「当たり前だろう……お前は……私を殺すことに何も感じないのか?」
そう魔王に言われて、言葉に詰まった。
彼女は小さい頃に隣に引っ越してきた。
よく遊んだし、喧嘩もした。だがずっと一緒にいた気がする。
そんな彼女を俺は殺すのか。
あなたは勇者だ。
あなたは魔王を殺さなければならない。
「それでも、俺は……」
「……?」
長く、あるいは少しの間、考えた。
そして一つの結論を出した。
「お前を殺すのは最後にする。それまでは殺さない」
「えっ……ほ、本当か?よ、良かった……のか?」
「俺は別の魔王を殺しに行く。じゃあな」
そう言って歩き出そうとしたとき、魔王が声をかけて引き止めてきた。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!私も行くぞ!お前が行くなら私にも手伝いをさせてくれ」
「一体何を……」
「そりゃあ、私はお前に逆立ちしても勝てないが、それでも力になれることくらいある……はず……」
「だから、一緒についていきたいんだ。ダメ……か……?」
「……わかった。だが一つ条件がある」
「何だ?」
「おむつを履け」
「………は?」
意味がわからないという顔で困惑する魔王。
「いつからお前に失禁癖がついたのかは知らないが、旅先でされると困る。だから、履け」
「い、いやいやいや!い、今のこれはお前が怖かったからであって別にいつもするわけじゃ……」
「履け」
「……はい。履いていきます……」
強い口調で責めるように命令すると、魔王は諦めたように従った。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
27Res/9.33 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
【安価】あなたは勇者だ。あなたは魔王を殺さなければならない。-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1562330843/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice