79: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/11(木) 22:47:28.33 ID:NycV8kaX0
伯爵「……すまない。少し疲労が溜まっているのやも知れぬ」
教育係「………」
80: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/11(木) 22:48:55.95 ID:NycV8kaX0
伯爵「……教育係、この数日、私は親と呼べる存在でいられただろうか」
伯爵「自分ではがむしゃらになっているつもりかもしれないが、振り返ってみると、ただの独りよがりで空回りしているだけなのではないか、などと余計なことばかり考えてしまうのだ」
81: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/11(木) 22:51:24.73 ID:NycV8kaX0
伯爵「………」
伯爵「……そう、か」
82: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/11(木) 22:53:34.10 ID:NycV8kaX0
ーーー夜 伯爵邸 娘の部屋ーーー
少女「」スースー...
83: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/11(木) 23:28:14.06 ID:NycV8kaX0
ーーー部屋の外ーーー
教育係「……ここならよいでしょう」
84: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/11(木) 23:30:12.52 ID:NycV8kaX0
男「……酷い妄想だな」
教育係「私もそう思います」
85: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/11(木) 23:31:52.98 ID:NycV8kaX0
教育係「人ならざるもの、異界の者の類…そういった気配」
教育係「小さな頃は、それが当たり前と思い騒ぎ立てることはありませんでしたが、ある日ふと友人に話してしまったのです」
86: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/11(木) 23:33:14.76 ID:NycV8kaX0
ーーーーー
教育係「………」
87: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/11(木) 23:35:04.75 ID:NycV8kaX0
教育係「……それが私と旦那様の馴れ初めです」
男「……」
88: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/11(木) 23:37:57.77 ID:NycV8kaX0
男「………」
男「……どこまでも測れない人間だ、貴女は」
89: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/11(木) 23:40:58.42 ID:NycV8kaX0
男「……」
教育係「あなたは暇つぶしの中の偶然と言っていましたが…」
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