128: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/15(月) 17:05:27.09 ID:vBPP1GOf0
少女「絵本、嬉しかったわ」
少女「私の宝物なの。ありがとう」
教育係「喜んで頂けたのなら何よりです」
少女「……教育係はさ、誰かを好きになったことってある?」
教育係「…お嬢様のことなら、大好きでございますよ」
少女「んーと、そうじゃなくてね」
少女「何て言えばいいのかな…」
教育係「……想い人が、出来たのですか?」
少女「!……うん」
教育係「どんな方なのです?」
少女「…いつも、夢の中で逢いに来てくれる人」
少女「私の知らないことをたくさん知ってて…私ととてもよく似ているの」
少女「いきなりやってきたときは、訳の分からないことばかり言っておかしな人だと思ってた」
少女「……けど、少しずつ話をしていくうちにね……」
教育係「……お好きになっていた」
少女「………」コクリ
教育係(小さく頷くお嬢様の顔は、それはそれは)
教育係(……年相応の女の子の顔をしていました)
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