114: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/15(月) 16:46:05.04 ID:vBPP1GOf0
少女「」スースー...
伯爵「……何とか、効いてくれたようだな」
教育係「……はい」
伯爵「ふぅ……」ストッ
伯爵「…教育係よ、あの子は先程まで何をしていた?」
教育係「朝食を摂ってから、お嬢様の所望した本を読まれていたはずですが…」
伯爵「………」
伯爵「いつもと変わらぬな」
伯爵「……だが、病は刻一刻とあの子を蝕んでいっておる……」
伯爵「悪化する発作、短くなってゆく間隔」
伯爵「教育係、これが意味するところとは──」
教育係「………」メヲフセル
伯爵「──考えたくないものだな……」
伯爵「それでも、私たちが目を逸らすわけにはいかぬ」
伯爵「この子を見届けてやれるのは、私たちしかおらんのだから」
教育係「はい……絶対に」
教育係「………」チラリ
少女「」スースー...
(胸元の首飾り)
教育係(………)
教育係(……あの方は、一体何をしているのでしょう)
教育係(この現状を知らないわけではないはず)
教育係(それとも本当に……)
教育係(何もしないおつもりなのですか…?)
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