596:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/06(土) 11:53:11.60 ID:jWyG/GcGO
「わたしなら、大丈夫、・・・・・・一緒にいてくれる、人がいるから」
「……ふふっ。そうね。誰よりも、善い子がいるもんね」
「……そ、れで。……本当に、見届けるつもりなの?……最後まで……人間の……。生末、を」
「・・・・・・うん。・・・・・・あなたに代わって、やり遂げるよ」
「そう……。そうよね」
「あなたは、そういう人だもんね……」
「……ありがとう」
「・・・・・・うぅん」
「……。じゃあ……私は、先に、皆に会いに行くね」
「うん。・・・・・・ありがとう」
「こちらこそ。……また、ね」
そう言って、誰よりも仲間を愛した彼女は。
一足先に、仲間の元へと旅立って行った。
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