540:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/06(土) 11:05:37.94 ID:jWyG/GcGO
千歌「・・・・・・ねえ、梨子ちゃん。・・・・・・ピアノ、借りてもいい?」
梨子「……え。う、うん。いいけど……?」
千歌「・・・・・・私が最初に弾いた時。・・・・・・その音色は、機械そのものだったよね」
梨子「……そ、それは……」
千歌「でもね。本当は、違うんだよ。・・・・・・聴いてほしい。私の中にある、プログラムが再現する、音を・・・・・・」
梨子(……そう言って、千歌ちゃんは私のピアノに、手をかけた)
梨子(……どこかで聴いたことがあるような。でも、この世にはない演奏)
梨子(懐かしいと感じ、凄いと感じ。……感情が、溢れてどうしようもなくなる)
梨子(熱い想いがある。……このピアノを聴いていると、何でか……泣きたくなるような)
梨子(そんな、音色だった)
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