427:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/06(土) 09:22:47.04 ID:jWyG/GcGO
『ある世界Vに因果関係が成立しており、過去を変化させられる能力Eがあったとする』
『ここで、過去のある出来事Lを変更できる能力Eを行使し、Oという出来事に変更したとする』
『すると、Lという出来事はそもそも生じておらず、世界VにはOという出来事が生じたという事実のみが残る』
『なぜなら、因果関係により、Oが成立した時点で世界はOに基づいた時間軸に再構成されるので(Oという出来事に基づいてまた別の出来事が生じていくので)、LからOに変わったという事実を証明することが出来ないからだ』
『つまりLからOという変更があったという事実は世界Vには全く存在しないことになる』
『したがって、Eが存在するかどうかは誰にも証明できない。言い換えれば、Eがあると考えることは無意味な想定である』
『無論、因果関係を前提とするならば、OはLによって引き起こされたと考えねばならないが、Lを行使したという証拠はOが成立した以降の時間、世界には存在しない。つまり、矛盾してしまう』
『よって、因果関係が成立するいかなる世界でも、過去の変更はあり得ない。そして、因果関係の成立していない世界は考えることが出来ない』
『すなわち、[過去]を変更するということは、成立しない』
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