390:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/06(土) 08:22:03.19 ID:jWyG/GcGO
梨子「……。[亡霊]の話をした、帰り道。私たちは、一つの奇跡≠見た……」
善子「……!!」
ルビィ「そ、それって……」
梨子「モチロン、覚えてますよね、ダイヤさん?……ダイヤさん自身が、何を言ったのか」
ダイヤ「……!は、はい。確かに、わたくしは言いました……」
ダイヤ『今の、動き……。まるで、達人のようでした』
梨子『た、達人?』
ダイヤ『ええ。善子さんを支えつつ、片足ながらも自身も体勢を崩さない、その絶妙なところで、ピタリと止まった……』
ダイヤ『非常に難しいバランスを、一瞬のうちですが千歌さんはとれていた。……一歩間違えれば、二人とも海に落ちていたでしょう』
ダイヤ『考えられないことですが、善子さんを助けた今の動き。千歌さんの体運びは、武術を極めた達人のごとく洗練されたものだったように見えましたね』
ダイヤ『それこそ、奇跡≠ネのでしょうけど、ね』フフッ
善子「……千歌≠ェ、私を助けてくれた時……」
梨子「……多少なりとも、武術の心得のあるダイヤさんが言った言葉。信じることが出来ると思う」
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