388:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/06(土) 08:20:31.58 ID:jWyG/GcGO
梨子「……さっきも話した通り。[亡霊]の目撃されているところでは、必ず不思議な出来事が起こっていた」
梨子「そして。……そこには、ある共通点がありました」
ダイや「共通点……?」
梨子「はい。私達が不思議だと言っていること。それらは、現代の技術から考えた場合に不可能であることなんです」
鞠莉「……また、技術的に不可能なことを問題にするの……?」
善子「……不思議な現象が、なぜ不思議なのか。その理由は、あくまでも技術的な問題にあるってわけね」
梨子「うん。でも、起こっている現象それぞれは、必ずしも不可能なことじゃない」
曜「……そっか。例えば船の例なら、重機を使わなきゃ出来ないような、壊れ方って言ってたけど……」
曜「重機を使えば、可能なことが、なぜか重機なしで起こった。……っていうことでもあるんだね」
梨子「……その通りだよ、曜ちゃん。逆に考えれば……」
梨子「もし。……重機がなくても、船を壊せるような力があれば……出来ないことじゃない」
ダイヤ「……しかし。そういったものを用いるのなら少なくとも痕跡が残ります。だから現代の技術の水準からすると、考え難い……」
花丸「技術の進歩。それを前提にするなら、進歩さえすれば現代の技術で出来なかったことも出来るようになるかもしれないずらね」
梨子「……もし、何の道具も必要なく、船を壊せる力があるのだとしたら。人がいたこと以外に、痕跡を残すことなく、あの事件は起こせた」
ルビィ「……人間とソックリな、機械……。それも、重機の力を持った機械なら……不自然なことも出来るってことだよね……」
梨子「……」
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