梨子「未来のあなたが知ってるね」
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372:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/06(土) 07:58:39.05 ID:jWyG/GcGO


善子「……!!」


果南「な……!」



ルビィ「ぼ、ぼ、ぼうれいって……あの意味での[亡霊]って……そんなまさか……!」

善子「そうよ!そんなオカルト、あるわけないじゃない!!」


梨子「……」



千歌「・・・・・・」



ダイヤ「……もし本当にそんなものが存在すると仮定したら。……確かに、想像のつかない出来事も、説明できてしまう……」


鞠莉「……[亡霊]が目撃された場所では、考えられないようなことが起こっていたから……」


果南「何の痕跡も残さず、船が壊されていたり……」




ダイヤ『……重機でも用いないと出来ないような壊れ方をしていたのに。現場には、そのような痕跡が全く残っていなかった』

花丸『あったのは……壊された部分の、残骸だけだったんだよね』

果南『この田舎で、誰にも気付かれずに船を壊せるレベルの機械を動かすなんてこと、あり得ない』

鞠莉『田舎だからこそ、そういうのには敏感だから。……誰も目撃していないのは、不自然ってわけね』

ルビィ『皆、大騒ぎしてたよね。……何が何だかわからないって』




梨子『……奇跡。皆そう言って、船が壊されたこともうやむやになっちゃったんだよね……』

梨子『まるで、嵐が来るのをわかっていたかのようなタイミングで、船は壊され、その船に乗る予定だった人たちは助かった……』

花丸『まさか……』




善子『そのまさか。……最近になって、船が壊される前夜、若い女性が目撃されていたことがわかったのよ』






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