246:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/03(水) 21:09:17.36 ID:2ASeLL45O
梨子「いいえ。それは、ないわ」
千歌「そっか。……じやあ、それはどうしてかな」
梨子「確かに不自然な点が一つだけだったらそうだったかもしれない。だけど……」
梨子「二つ以上あったら……それは、偶然という言葉で完全に片づけられなくなるとは思わない?」
千歌「二つ……」
梨子「ええ。さっきも言った通り、写真を撮る時は基本的に一緒に写りたがる千歌ちゃんがここには写っていない」
千歌「・・・・・・」
梨子「そしてこの首輪の文字。……これもかなり不自然なものよ。……だったら……」
梨子「この写真の不自然な点は、単なる偶然で残ったとはとても考えにくいの」
梨子「もしこれを偶然だと言い張るなら、少なくとも二つの前提の内一つは説明できないといけない」
梨子「つまり……この写真は本当に千歌ちゃんが撮ったものだったのか?もしくは、本当に数週間前に撮ったものなのか?」
梨子「もっと踏み込んで言えば、《いつ》《誰》がこの写真を撮ったのか?」
梨子「……さっき千歌ちゃんが私に聞いたこと。これ千歌ちゃんに聞かないことには、話は進まないの!」
千歌「・・・逆、か。なるほどね……」
梨子「千歌ちゃん。これは……どういうことなの?」
千歌「・・・・・・」
梨子「千歌ちゃん!」
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