18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:09:46.56 ID:LeKpDSJgO
梨子(……船が壊されていた事件とは別に起きた、もう一つの事件)
梨子(これを、事件と呼んでいいのかどうかはわからないけど。……少なくとも、ある意味で大事件だったのは間違いない)
果南「その日。……全くそんな予兆はなかったっていうのに、急な天気の乱れで、海が荒れに荒れた」
ダイヤ「船が壊されていることがわかった、正にその日の午後。天候が急激に変動したのでしたね……」
ダイヤ「……あれは大変でした」
ルビィ「ルビィ達、学校に閉じ込められちゃったもんね……」
梨子「朝、あんなに晴れてたのに……気がついたら、辺り一面が雲に覆われていたのよね」
曜「私も直前まで気づかなかったよ。……体感天気予報、特技なのに」
花丸「……一番不思議だったのは。それだけ急で、大規模な気候変動なのに、犠牲者が一人も出ていなかったこと」
鞠莉「……アンビリーバボーとはこのことよね。その日、果南の家を含めて……なぜか、誰も船を出す予定がなかった」
鞠莉「……唯一。船を壊された人達を除いて」
果南「……」
曜「……」
ダイヤ「不幸中の幸いとでも言うのでしょうか……船が壊れて海に出られなかったことによって、結果的に命が助かったと言えます」
梨子「……奇跡。皆そう言って、船が壊されたこともうやむやになっちゃったんだよね……」
梨子「まるで、嵐が来るのをわかっていたかのようなタイミングで、船は壊され、その船に乗る予定だった人たちは助かった……」
花丸「まさか……」
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