176:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/02(火) 22:52:53.24 ID:yi/lREP/O
梨子「持ち歩いている理由はわかったけど……バレないような対策は考えなかったの?どこかに隠そうとかは思わなかったの?」
千歌「ん?どうしてー?」
梨子「ど、どうしてって……」
千歌「え、だって下手にどこかに隠すより私が自分で持ち歩いてた方がバレにくいじゃん」
梨子「……(マジで言ってるのこの自称普通怪獣は)」
千歌「ほら、咄嗟のことならスクールアイドルの衣装とか言えるし、拾って届ける途中だとか言えるし」
梨子「……い、いやそれは……(穴が多すぎるでしょ……)」
千歌「要するに家族とか友達にまじまじと見られなきゃ誤魔化せるかなって!」
千歌「……梨子ちゃんには、咄嗟でも隠せなかったけどね」
梨子「……私は前にそれを見たことがあったからね(あれ、でも……)」
梨子「なんでその時『拾った』って言わなかったの?」
千歌「梨子ちゃんも言ってたでしょ。大切だって言って、一日一緒にいたのに届けるそぶりも見せずに拾ったは通じないよ」
梨子「そっか……じゃあもし昨日三人で泊まってなくて、今日も作業をしてなかったら……」
千歌「うん。誤魔化してたと思うよ」
梨子「……(千歌ちゃん自身が大切だと認めていなかったら、話は始まりもしなかったかもしれないのね)」
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